六月のクリスマス
Réveillon d'été

Story

舞台はフランス中部の田舎町、ルシャルム家の庭。
四姉妹は毎年、六月にクリスマス・パーティーを行っている。一年前に亡くなった母が、父の命日から一番遠い夏至の日にクリスマスを祝っていたからだ。
長女のフランソワーズは独身で神経質、次女のソフィーは外科医でバツイチ、三女のマルティーヌは教師で現実主義、四女のリュシーは売れない女優……
そんな四姉妹たちは顔を合わせるたびに喧嘩が絶えない。叔母たちに圧倒されながらもソフィーの娘ジュリーは多感な心を揺らしながら成長していく。さらに、変わり者のソランジュおばさんも招かれ、ルシャルム家でひと夏の思い出が紡がれていく。