2002年上演作品

上演履歴一覧


法王庁の避妊法

6月18日(火) ─ 23日(日)

内幸町ホール

作 :飯島早苗
演出:鈴木裕美

生命の尊さを
ユーモアたっぷりに描いた傑作!

Story


舞台は大正の中頃、新潟のある病院の産婦人科。産婦人科医・荻野久作は「女性の排卵はいつ起こるのか」という謎に挑みます。
患者の女性たちに「お父ちゃんと仲良くしたのは、どの晩だった?」と訊ねたり、自分の奥さんに「研究のために月経の記録をつけてくれ」と、頼んだりしながら研究は少しずつ進んでいくかに見えました。
しかし、ある事件を境に、彼の研究は行き詰まります・・・。

Synopsis


この戯曲は「オギノ式」を発見した、荻野久作博士の物語です。
「オギノ式」というと古臭くて、ちょっとエッチで、あまり実用的でない避妊法という印象です。若い人は知らないかもしれません。
しかし、アメリカのテロ、中東問題、クローンが遂に人間にも―――といった生命について深く考えさせられる昨今、この戯曲は「生命の大切さ」をしっかりと正面から見据えているように思えます。しかも、ともすると重くなりそうなテーマを明るくほのぼのと描き、見事なコメディーに仕上げています。若い人から、年配の方まで、充分楽しんでいただける傑作かと思います。
できるだけ沢山の方に観ていただきたい、心からそう思える作品です。

Cast


渡辺 力
渡辺 力
佐藤まり
佐藤まり
安奈ゆかり
安奈ゆかり

中村瑞希/高越昭紀/霜山多加志/林智恵/稲垣葎子

Staff



  • 飯島早苗/鈴木裕美
  • 演出
    北澤秀人
  • 装置
    野村真紀
  • 照明
    成久克也
  • 衣裳
    伊藤早苗
  • 音響
    小林 史
  • 舞台監督
    竹内一貫
  • 共催
    (財)千代田区コミュニティ振興公社/米山企画
  • 製作
    劇団NLTあとりえ実行委員会