マカロニ金融

1968年6月11日~22日
紀伊国屋ホール


(第一幕)
ローマ近郊の丘の上にいつの頃から住み着いたファブリッツイ氏。年三割の高利で預かり、年三分の低利で貸すという常識の逆を行く金融方式が大評判になり、今やこの辺では誰知らぬものもない名士となっていた。貧しい人々からは聖者扱いされるほど。しかし、おさまらないのは地元銀行。ついにたまりかねて警察に苦情を持ち込む。こうして、秋晴れの美しい午後、パコ警部、駐在署のネラ部長、サルディ銀行頭取の三人組の登場とあいなった。一方、法王庁からも、オッタヴィア司教が派遣されてくる。ネラ部長はファブリッツィ攻略の一策として、たまたまこそ泥に忍び込んだ、ドヤ街育ちの美少女、17才のアメリアを女中として住みこませ、ファブリッツイ氏の身辺をスパイさせようとする。

(第二幕)

その三日後。アメリアは今までほしくて仕方がなかったドレスや、バッグや靴が好きなだけ買えるので有頂天。ガッカリしたネラ部長は、第二案として、アメリアの弱点に付け込み、ファブリッツイ氏から辱めを受けたというニセの陳述をさせる。

(第三幕)

前幕の翌朝。娘アメリアのニセの陳述を真に受けた母親のサルトーリ夫人がすっとんでくる。しかしファブリッツイ氏の対応にすっかり煙に巻かれて退散。ファブリッツイ氏はアメリアと二人きりになったところで結婚を申し込む。
(第四幕)
前幕の一ヵ月後。ファブリッツイ夫妻は甘い新婚の夢に酔っていた。だが、その幸福にいつまで浸っていられるものやら・・・?黒い不吉な鳥のように、まずパコ警部が現れる。一月前押収して行ったファブリッツイ氏の帳簿を調べた結果、一億リラの赤字を確認したというのだ。こうしてファブリッツイ氏の「マカロニ金融」は取り付け寸前の窮地に立たされた。金庫の中にはもう二百万リラしか残っていない。さて・・・?

アンナ(婆や)
ファウスト・アマト(労働者)
オッタヴィア(司教)
アントニオ・ファブリッツイ
ヴァレラ夫人
カドウッキ(肉屋)
ネラ(駐在警官)
サルディ(銀行頭取)
パコ(ローマ警視庁警部)
医師
アメリア(貧民窟の娘)
サルトーリ夫人(アメリアの母)
A安藤純子 B千葉裕子
A長沢大 B新宅正剛
山田清
北見治一
A宮内順子 B仁木佑子
A高島稔 B大神信
奥野匡
A川端真二 B船水進
A真船道朗 B川上大輔
A青野平義 B北条清志
A黒柳徹子 B上田みゆき
賀原夏子


演出

装置
衣裳考証
照明
音楽
フリュート演奏
黒柳徹子の衣裳
衣裳
大道具
小道具
かつら

舞台監督
舞監助手
製作
アルベール・ユッソン
飯沢匡 
和田誠一
増山吉彦
賀原夏子
浅沼貢
小森昭宏
幡博
ルリ落合
東京衣裳KK
金井大道具KK
高津映画装飾KK
山田かつら店
神田屋靴店
西尾栄男
斉藤大樹・森田俊二
池谷栄一