NLTコメディ新人戯曲賞

コメディ路線53年/3度の芸術祭賞に輝く劇団NLTが、コメディ新人作家の育成と、作品募集を致します!


第11回 NLTコメディ新人戯曲賞 募集要項

受賞作品

正賞1作/佳作数作
(該当作ナシの場合もあります)

作品内容

ストレートプレイのコメディであれば、現代劇、時代劇、日本・外国が舞台でもタイプは問いません。


[NLTが求めるコメディ作品]
 毎年、たくさんの応募作品が届き、とても嬉しく思っておりますが、反面、私たちの求めるコメディ作品とは異なる作品も多く残念な思いもしております。 NLTのコメディは、バナナの皮で滑って転んだ人が可笑しいということではありません。お年寄りや子どもが転んだら笑えません。しかし転んでしまった人の心理や、それを図らずも見てしまった人の心理が分かると可笑しみが生まれます。その二人の関係が知れると可笑しみはより増すかも知れません。
 例えば、偉そうにしている上司が転んだとする。彼は公衆の面前での失態を如何に取り繕うのか?先程まで説教されていた部下が、その場に居合わせたらどんな行動を取るのだろうか?ざまあみろと、ほくそ笑みながらも直ぐに助け起こそうとするのか、それとも見られたことで気まずい思いをした上司からの風当たりがもっと強くなるかも知れないから見なかったことにした方が良いのか?いや、何で助けなかったのかと余計に怒られたらどうしよう・・・とか、二人の関係と状況によって生まれる心理の可笑しさが観客の笑いを誘うのです。
 表層的な現象を笑うのではなく、心の内面や人間関係のすれ違いから起こる笑いを大切にしています。また登場人物の必死な思いの行動が、客観的に観たら笑えることもあるでしょう。いずれにせよ、人物像(人間関係)がしっかりと描かれていなければNLTのコメディとは言えません。観客を納得させ共感できるリアルな演劇的表現が求められています。しかし共感していることも気付かせないテンポも無くてはいけません。
 NLTは、発想の面白さ、ドラマ構成や人間の造形などがしっかりと組み立てられた作品を求めています。

締め切り

2025年8月31日(当日消印有効)

宛先

〒160-0007 東京都新宿区荒木町23 鈴商ビル3F
劇団NLTコメディ新人戯曲賞係

規定

未上演作に限ります
400字詰原稿用紙の場合120枚以内。パソコン入力A4・1ページの場合40字×40行で40枚以内。
表紙に住所・氏名(ペンネームの場合も本名明記)・年齢・職業・電話番号 及び800字以内で簡単なあらすじ・登場人物を添付・ページは打ってください。
応募作品は返却致しません。

発表

NLTホームページにて選考理由と共に発表(2025年10月予定)

特典

正賞作品は2025年度に上演
正賞賞金30万円/佳作5万円(共に上演料含む)





第10回 NLTコメディ新人戯曲賞 結果発表

正賞受賞作(賞金30万円)
該当作品なし
佳作(賞金5万円)
該当作品なし

 今年も多数のご応募を頂きましたが、受賞作、佳作、の該当作品はありませんでした。NLTが求めるコメディ作品にも記しましたが、「人物像(人間関係)がしっかりと描かれていなければNLTのコメディとは言えません。観客を納得させ共感できるリアルな演劇的表現が求めています。その趣旨を汲み取った作品をお待ちしています。
 来年も第11回を開催いたします。才気溢れる素敵なコメディ作品をお待ちしています。

NLTコメディ新人戯曲賞 審査員





受賞履歴

第1回
佳作(賞金5万円)ふじもり夏香『アパイピシピテペルプ ~水沢家の小さくて大きい物語~』
大塚祥平『お皿の前で、ごゆるりと ~who's bad?~』
審査員特別賞山崎哲史『あなたの足元お借りします』
第2回
佳作(賞金5万円)新堂 陣『その牙に気をつけろ!』(『つれづれ京四郎』も併せて)
審査員特別賞
(上演料3万円)
佐藤雅俊『脱退会議』
第3回
受賞作なし
第4回
審査員特別賞松岡 翔『ワケアリ!!』
渡辺朋絵『半永久的なWIFE』
第5回
佳作
(賞金5万円)
武 浩幸『病める時も、健やかなる時も』
審査員特別賞小島恒夫『この度は、誠にご愁傷様で……』
第6回
審査員特別賞大田裕康『我が友ドラキュラ』
第7回
アイデア賞中川一美『総理! 死んで貰います』
第8回
受賞作なし
第9回
受賞作なし